2022年6月19日日曜日

引き伸ばし写真で遊ぶ!

山登りをしていた若い頃は高山植物に魅せられて夢中で撮っていたが、今は野山の季節のうつろいを撮ることが楽しみになっている。主な被写体は草花が多いのだが、季節を感じる虫や鳥のみならず、季節ごとに変わり行く田舎の雰囲気を撮ることも好きである。
そんな田舎の情景を撮った写真の中にちょっと気になるものが小さく写っていることがある。
最近のカメラの撮像素子の画素数が昔に比べてかなり大きくなったので、その小さく写っている気になるものを大きく引き伸ばしても見るに耐えるようになったからありがたい。


これは先日総合公園で見つけたネジバナの写真。


それを引き伸ばしたのがこの写真。


これもその時見つけた露草。


それを引き伸ばして花の部分をクローズアップ。


ノアザミの蜜を吸うモンキチョウも撮っていた。


それを引き伸ばして花と蝶をクローズアップ。


これは300メートル近く離れた山の上を旋回しているトビらしき猛禽を見つけて撮ったもの。カメラに着けていた300mm望遠ズームでは足らないので何の鳥だかよくわからない。


でもその写真を引き伸ばしてみると、鳥の姿がはっきり写っていたのでびっくり! 多分トビだと思うが誰かと激しく戦ったらしく尾羽がかなり傷ついている様子が生々しい。 
それにしてもこんなにクリアに写っているのは、画素数が格段に増えたことと手ぶれ補正機能の進歩のおかげだろう。

カメラ:X-T4、レンズ:18-300mm F3.5-6.3 Di Ⅲ-A VC VXD